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9月10月11月の行事予定

研修会 9月24日(木)「季節の植物観察」京都府立植物園北山門前、
    10時集合<小雨決行>、ルーペ持参のこと
    担当:齊藤・新堀・大川内 ・後藤の4班の少人数体制で実施
例会 9月29日(火) 「歴史豊かな近江八幡の町を散策する」  
    JRびわこ線 近江八幡駅・10時(小雨決行)
    担当: :讃良憲一、澤田 勉
研修会 10月21日(水)「季節の植物観察」京都府立植物園北山門前、
    10時集合<小雨決行>、ルーペ持参のこと
    担当:八木静子、讃良憲一
例会 10月26日(月) 「よしきりの池」の環境保全活動見学と安土城を探る、  
    JR安土駅・10時集合
    担当:讃良憲一、澤田 勉
研修会 11月18日(水)「季節の植物観察」京都府立植物園北山門前、
    10時集合<小雨決行>、ルーペ持参のこと
    担当:齊藤ちづみ、岡 かおる
例会 11月19日(木) 「光秀ゆかりの地に麒麟は来たのか」 
    JR山科駅・9時集合
    担当:高橋 勲、赤對一雄
例会 11月26日(木) 京都御所参観と御苑の巨木と珍木を観る
    地下鉄丸太町駅(北)・10時集合<小雨決行>、
    担当:宮 孝夫、後藤香代子
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公開講座8月6日(木)「看聞日記の世界」

 当日、京都は36.0℃の猛暑とコロナと言うシニアにとってはハードルの高い日でしたが、「京とおうみ」のメンバーの他、たまたま、7月15日に日記の舞台でもある指月(しげつ)城を歩かれたばかりの淀川自然クラブや、シティカレッジの方々7名を含め計29名が集まりました。全員マスク着用、手指の消毒、着席順を決めてソーシャルディスタンシングを図り、かつ、ドアを開放して換気を行う等の対策を実施しての開催です。
 講師は、看聞日記が学生時代の研究課題以来の付き合いという、京都文化博物館の歴史担当学芸員の西山剛先生です。看聞日記は、現在宮内庁書陵部に全44巻が、第102代後花園天皇の父、伏見宮貞成(さだふさ)の自筆のままで残されています。先生によれば、記主の貞成は、皇統が大覚寺統から持明院統に替わった機に子孫に残そうと清書しているとのお話しでした。なお、現皇室はこの伏見宮の直系の子孫にあたられます。
日記の内容は貞成が皇位継承から離れ、洛中から距離をとりながら、平安時代以来の貴族の別荘地であった伏見で1416年から1448年までの33年間にわたって書き記されたものです。貞成は持ち前の好奇心で様々な関心事を詳細に日記に残し、これが抜群の室町期の歴史史料として広く知られています。この日記の領域は幕府の足利将軍家や、天皇家・公家等の貴族社会の動向や、下層の地下(じげ)階級も含め、寺社から荘園の庶民の暮らしの様子など村落社会に至るまで、歴史・文化は勿論、祭礼等、民俗学的にも幅広いものです。また、室町期は現代の日本文化の基盤、源を形作る時代でもあり興味深い内容です。加えて、毎日の天候や、植物等の自然事項の記述も多く、切り口を変えれば、室町期の伏見、京都の植生や自然科学分野に亘るさまざまな事象を知る事も出来ます。
 さて、先生によれば、伏見はかって「伏水:ふしみ」と呼ばれ、淀川を遡り、広大な湖と言うべき巨椋池に至る交易の地であると同時に、当時のリゾートの条件、水辺そのものでした。指月(しげつ)城は、豊臣秀吉が最後まで愛し生涯を終えた伏見の地で、月夜の巨椋池に映る月の姿をめでる地を示す城の名前です。講演は、未だに全現代語訳がない看聞日記の一部の紹介でしたが、貞成が地元の漁師と一緒に巨椋池に船を浮かべ、鮒や最高のご馳走の鯉を獲る話や、巨椋池がヨシなどの草刈りの場として「真草:まぐさ」すなわち馬草が重要な産業の一つであったお話もありました。馬草は当時の武士にとって必須の戦力である騎馬の養育に欠くべからざる軍需物資でした。
 今でこそ、一面の広大な農地が広がる旧巨椋池干拓地も貞成の時代にはマラリア(当時は瘧:おこり)の頻発地で、貞成自身もこの病に難渋しています。また、巨椋池の一部が埋め切れずに一か所残っていて、それは京都競馬場の馬場中央の池だとの話も付け加えておきます。ここでは現在では宇治川で見られなくなったメンカラスガイが発見されています。質問は2件出され、いずれも先生が感心される的を得たもので、その回答の中で、地元の槙島氏が利根川の治水のため関東に移住し、子孫が現在の幸手市に住む事が示されました。最後に、先生からは、まだ論文としては発表していないが、看聞日記の記載内容を現在の伏見の地理に合わせ歩き調べると、貞成が住んだ場所を、谷川をはさんで三木(そうぎ)城郭との位置関係から現在の観月橋団地辺りとされています。次回、歩いてみたいコースです。

例会7月29日(火)の報告「源内峠でのキノコ観察」

 梅雨明け間近の蒸し暑い曇り空でしたが、長雨の後ということもあり、多数のきのこを期待しての観察会となりました。今年はコロナ対策と熱中症対策のため、観察会は大津市文化ゾーン公園を中心に10時30分より12時過ぎまでの午前中のみとし、源内峠は中止となりました。参加者は27名と、予想以上に多い人数となりました。
 講師は土佐さんと西さん、加えて菌類研究会からお手伝いに来ていただいた木村さんと田中さんの計4名でした。観察会中は全員マスク着用とし、観察の途中でも3密を避けながら、土佐さんからマイクを使って観察したきのこを説明していただきました。きのこは不明種も含め34種とやや少なかったですが 個数としてはベニタケ科のシロハツモドキやニオイコベニタケ、テングタケ科のヘビキノコモドキ、アンズタケ科のアンズタケを中心として非常に多く観察出来ました。但し、この時期に数多く観察出来るはずのイグチ科はフリルイグチの1種のみでした。また 今年も珍しいキシメジ科のヤグラタケを観察する事が出来ました。観察終了後、公園内のあずま屋やその周辺で3密を避けながら昼食を取りました。                              
 13時頃に一時小雨が降ったため、屋外で予定していた同定をあずま屋で1時間程度行いました。採取したきのこの名前とその特徴について、担当者4名の方に順次説明していただきましたが、参加者からの色々な質問にも手際よく対応されていました。今回は蒸し暑い中でのマスク着用で、快適な環境での観察会とは言えませんでしたが 数多くのきのこを見たり知ったりすることが出来ましたので、非常に有意義な観察会でした。

8月9月の行事予定

公開講座 8月6日(木) 「看聞日記の世界」京都文化博物館 西山 剛 先生
    ひとまち交流館3階第5会議室 13:30開始、 担当:赤對一雄
研修会 9月24日(木)「季節の植物観察」京都府立植物園北山門前、
    10時集合<小雨決行>、ルーペ持参のこと
    担当:齊藤・新堀・大川内 ・後藤の4班の少人数体制で実施
例会 9月29日(火) 「歴史豊かな近江八幡の町を散策する」  
    JRびわこ線 近江八幡駅・10:00(小雨決行)
    担当: :讃良憲一、澤田 勉

研修会7月15日(水)「季節の植物観察」

今年度最初の京都植物園研修会は、実習生1名、新人会員6名を迎え、総勢34名の参加者で行われました。長雨が続いたあとの曇りの日で、何より開催できてよかったです。新型コロナウイルスの影響で、研修会は5ヶ月ぶりの開催です。3密を防ぐという意味で、齊藤・八木・岡・大川内・後藤の5名のリーダーがそれぞれ6~7名のグループの案内をしました。ユリの花がこんなに多く咲く研修会は、初めてだったのではないかと思いました。一番綺麗な時期に観ることができたヤマユリ。ヤマユリの変種のベニスジヤマユリとサクユリも、その大きく美しい花を咲かせていました。ベニスジヤマユリは自生では「幻のユリ」と言われ、なかなか出会えないユリです。サクユリの美しさは、かの牧野富太郎博士も絶賛していました。ムカゴで殖えるオニユリとオウゴンオニユリ、ムカゴが無くやや小型のコオニユリなども、下向きに、細めの花被片を美しく反りかえらせて咲いていました。シーボルトというとアジサイが有名ですが、日本のユリもシーボルトによって欧州に紹介され、その種類の多さと美しさで一大センセーションを巻き起こしました。またこの時期は、蓮の花やスイレン、ハンゲショウ、エゾミソハギなどが水辺を彩っています。2000年も前の遺跡から発見された3個の種子のうち、1個だけが発芽した大賀蓮。そのロマンや不思議さもさることながら、1株の大賀蓮を殖やして今では多くの場所で観る事ができるようになった努力も素晴らしいです。仏教と密接な係わりのある蓮の花や、「半夏生の日までに田植えをすべし」と言われた頃に花咲くハンゲショウ、盆花と言われるミソハギ類等、人々の生活と植物のかかわりも面白いです。これまで研修会は午後の部もあったので、午後は四季彩の丘へ行き水性植物を観察したのですが、コロナの影響もあり、当分は午前中(12:20頃まで)の研修会になります。3密を防ぐにはどうしたら良いかリーダー達も手探りですが、折々の花咲く京都植物園で、これからも皆さんと一緒に楽しい研修会ができる事を願っています。
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